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Health check 健康診断

元気な時こそ健康診断!1歳を過ぎたら年に1回。
7歳頃からは年に2回の定期検診をお勧めします

わんちゃんやねこちゃんは最初の1年で成人となります。
その後1年経つたびに人間の約4〜5歳分年を取ると言われており、7歳を過ぎる頃から中高齢期がはじまります。
若い時と変わらず元気に過ごしていそうでも、身体の中で小さな変化が起きているかもしれません。
お誕生日、ワクチン接種時、わんちゃんであればフィラリア検査時などの際一緒に健康診断を行うと忘れずに毎年受けることができます。

膚病が治った後は?

健康時の定期的なデータ蓄積が病気の予防、早期発見につながります。
検査項目には参考基準値がありますが、実はその子によって正常である範囲は少しずつ異なります。
そのため若くて健康なうちに検査の値を蓄積して、ベースラインの値を知ることが大切です。
定期的な健康診断の中で小さな変化に気がついてあげることが健康寿命を延ばすことにつながります。

んな検査をするの?

身体検査:

触診、聴診、視診といった五感を使った重要な検査です。

尿検査:

泌尿器系の病気や糖尿病を調べることができます。

糞便検査:

消化管内の寄生虫の有無を調べます。

血液検査:

①完全血球検査

全身をめぐる血液から体全体の状態を調べる検査です。
貧血や炎症、感染症の有無を調べます。

②血液生化学検査

臓器、器官系の状態を調べる血液検査です。
腎臓、肝臓、胆道系、膵臓、甲状腺等を評価します。

超音波検査:

臓器の形態的な評価ができます

レントゲン検査:

骨格、関節、臓器の形態的な評価ができます。

当院では一度診察させていただき、飼い主様とご相談の上で健康診断の項目を決めております。

康診断でわかる病気

幼少期(~1歳)

先天性の病気、骨格の異常、皮膚病、感染症などがあげられます。

成年期(1歳~6歳)

病気の少ない健康な時期です。
健康診断の必要性は少ないように思われがちですが、毎年のデータを蓄積することでその子のベースラインがわかり小さな変化にも気づくことができます。

中高齢期(7歳~)

わんちゃんの場合

7歳以上のシニア犬では72%の子が血液検査で参考基準値外の項目が検出されます。
特に多いのが、腎臓病、心臓病、甲状腺機能低下症です。
また変形性関節症も多い病気で、有病率は40%近くあると言われています。
大型犬に多い病気ですがトイプードルやチワワなどの小型犬でも発症は少なくありません。

ねこちゃんの場合

7歳以上の中高齢期を迎えたねこちゃんにおいても、血液検査で66%の子が参考基準値外の項目が検出されます。
特に多いのが腎臓病、心臓病、甲状腺機能亢進症です。
また、わんちゃんと同様に変形性関節症も非常に多いです。
7歳以上では約74%、12歳以上では約90%の子に疑いがあると言われています。

どの病気も早期発見が大切です。
予防や適切な治療を行うことで、健康寿命を延ばし生活の質が向上します。
お気軽にご相談ください。

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